■ 教育支援活動 |
● | 海外研修支援:
カーディフ大学の夏期研修は2023年夏で終了となったため、2024年度は研修がありませんでした。今年度より米国シアトル市のワシントン州立大学への夏期短期研修プログラムが開始されることになり、参加者の渡航費用の一部を支援する予定です。 |
● | SSH支援:
昨年度はSSH第4期5年間の3年目でした。現役生の活発な研究活動が続いています。SSH第4期の研究開発課題は、『「小石川リサーチラーニング」による、世界の科学技術を牽引する人材の育成』です。
「小石川フィロソフィー」では、木村 薫理事(027C)を含む3人のSSH運営指導委員がサポートしています。「サイエンスカフェ」「小石川セミナー」では第一線で活躍する研究者や大学生の同窓生などを講師に迎えて講演会を開催しています。また2024年12月の大学模擬講義でも、前回に続き4人の同窓生(大学教授・講師)が登壇しました。諸先輩の知見や経験・人脈による支援を継続していきます。 |
| 支援実績: ・「伊豆大島生物研修」の講師旅費等を助成
・「パソコン甲子園2024」の参加旅費等助成
・「第19回全国高校生英語ディベート大会 in岡山」の講師旅費等助成 |
■ 部活動支援活動 |
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主に各クラブ活動における備品類の貸与と全国大会等への遠征費の助成を行いました。具体的な貸与物品名につきましては、『紫友同窓会ホームページ』トップページ右下にあります、「クラブ活動備品支援」のところの「貸与品のリスト」をご覧ください。昨年度と今年度は特にモデルロケット世界大会への出場支援が大きなテーマとなっています。 |
| https://www.shiyu-dousoukai.jp/100shuunen/rental/rental-list.html |
● | 音楽系クラブ: ・楽器系スピーカー類貸与:フォークソング研究会
・楽器類の修理(一般財団法人紫友会):
吹奏楽部・小石川フィルハーモニーへの貸与備品 |
● | 文化系クラブ: ・「ロボカップジュニアオープン2024名古屋大会レスキューライン(ワールドリーグ)」参加費助成:物理研
・「花生けバトル全国大会」遠征費助成:華道部 |
● | 運動系クラブ ・投手防球フェンス貸与:軟式野球部
・大型扇風機貸与:剣道部・柔道部・体操部
剣道場、柔道場(音楽系クラブの利用を含む)に、夏から秋までの5ケ月間、大型扇風機をレンタル手配して貸与しています。道場の空調施設が整備されるまで、レンタルを継続します。 |
■ 学校生活支援活動 |
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音響(PA)機器・照明機材貸与:放送委員会・文化委員会 校内での演奏会・講演会・光庭ライブなどでは音響と照明を放送委員会と文化委員会が担当しています。学校のPA機器、照明機材は15年以上使用して老朽化しており、芸能祭では毎年外部の舞台設営会社から機材のレンタルとオペレーター派遣を受けていました。毎年の外注費用が高額なこと、オペレーターが高品質なPA環境を構築するために委員会生徒に補助作業をさせたことなどがあったため、学校は機器の更新を決定し、2024年度学校予算で賄えない部分について同窓会に支援要請がありました。さらに両委員会からは熱意溢れる、かつ緻密な購入希望プレゼンを受けました。これらの活動は現役生にとってクラブ活動に準じる小石川ならではの学校生活の一環であることを鑑み、部活動に準じるものとして支援することとしました。現役時代の芸能祭や各種セミナー、研究発表会、運動場や光庭でのライブなどの音響(PA)や照明・映像配信で、放送委員会と文化委員会に助けてもらった若い同窓生も多いことと思います。
両委員会からは初回見積もりとして400万円弱(約35点)の提示がありましたが、両委員会と購入備品検討会議を重ね、希望する機器についてひとつずつ性能と適性を吟味しました。またPA機器の選定については、同窓生が経営するクロサワ楽器(038A黒澤友広さん)の助言も受けて最終的に191万円分の機器を購入し貸与しました。
舞台や演奏会における音響と照明・撮影の担当は、効果と効率と品質・全体進行の把握・設営と撤収のロジスティックス・配線の設計・動線と安全の確保…等々、プロジェクトマネージメントに必須な多くの経験を得ることにつながります。両委員会の委員諸君が将来、さまざまな分野で優秀なプロジェクトマネージャーとして活躍することを期待しています。 |
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同窓生有志によるFRC参加応援(HIBANA Technology YABUSAME team)
昨年に続き、現役5年生(2024年度)の石塚さんを中心とするYABUSAME teamが、米国で人気の世界最大のロボット&STEM教育活動コンテストであるFRC(“FIRST”
Robotics Competition)に挑戦しました。他校生徒を含む学校横断型の中高生団体のため同窓会として直接の支援はしませんでしたが、木村
薫理事(027C)と鈴木善博理事(029C)を中心に同窓生有志がチームを支援しました。ロボット工作の場として今回も東大本郷キャンパスの「ものづくり工房」を使用でき、また寄付活動やクラウドファンディング立ち上げも同窓生が手伝って、200万円以上の活動資金を獲得できました。
2025年3月中旬にハワイ地区でのFRC予選に出場しましたが、残念ながら本選通過とはなりませんでした。5月11日には文京シビックセンターで報告会が開催されました。 |