85周年記念事業実行委員有志の「まち歩き」第20回記録
 「王子界隈まち歩き」
 
『王子界隈まち歩き、江戸の行楽地で暑気払い』

2009年8月8日(土)午後3時に王子駅北口集合。参加者は、15名でした。

コースは、「扇屋」で玉子焼き予約(希望者のみ)→久寿餅さん→王子稲荷神社→名主の滝→→飛鳥山のケーブルカー(見学だけ)→お風呂屋さん→王子神社→王子駅周辺にて暑気払い→9時過ぎ解散。

豪雨の合間の盛夏も盛夏、暑い時期、長時間の散策は熱中症の心配もあるので、音無川周辺と名主の滝の水辺で楽しみました。江戸の行楽地、飛鳥山の麓に流れる音無川(石神井川)、江戸時代、渓谷の美しさは素晴らしく、いくつかの川が流れ落ち、その綺麗な川の水で点てたお茶は最高であったそうです。

まち歩きの開始は、まず、300年以上の老舗で秘伝の味を継ぐ「扇屋」で名物の「厚焼玉子」を希望者は予約する。

次は、こちらも明治20年創業の久寿餅「石鍋商店」で甘い食べ物を購入。

関八州の稲荷の総司で、今から約一千年昔「岸稲荷」として、祭神「稲荷台明神」を祭った王子稲荷神社の階段を登っていく。

赤い鳥居の下を潜り抜けて境内の奥にある「願掛けの石」や「狐の穴跡」を見学。腰に気をつけて「願掛けの石」を持ち上げている人もいた。

300年以上の老舗「扇屋」ののれん
「厚焼玉子」が有名


こちらは明治20年創業の「石鍋商店」
「久寿餅」が有名
王子稲荷神社の階段 境内に並ぶ鳥居 おきつねさま
  そこから木陰を探しながら、「名主の滝」へ。

ここの名主畑野家が、その屋敷内に滝を開き、お茶の栽培をして一般に開放したそうです。庭には崖地を利用して、大小さまざまな滝がありました。一時期は上野精養軒の持ち物であった時期もあったとか。大きな鬱蒼とした木々に覆われ、滝を眺めながらしばらくゆっくりと涼みました。しかし、虫除けのスプレーの効果も期待していたほどでなく蚊の襲撃を受け始めました。

最近できた飛鳥山のケーブルカーに乗ろうという話になり、ぶらぶらと歩いていく。残念ながら16:00でサービス終了となっていた。
 

名主の滝 入り口 名主の滝 内部 飛鳥山ケーブルカー
  予定の見学は終わったので、暑気払いの開始時間を早めにしてもらい、少し離れた風呂屋に向かっていく。渋沢資料館の前の「えびす湯」で.. 450円を払って、17:10まで.. 40分ほどゆっくりと汗を流す。すばやく缶ビールを飲む人もいる。懐かしい富士山の大きな絵が(女性)浴場には描かれていた。

汗をかかないようにゆっくりと歩き、王子神社を軽く見学。中世に熊野信仰の拠点となった非常に高い格式を持つ神社で、「王子」の地名はここに由来する。今日が宵宮で明日あさっては王子神社の夏祭りで、お祭りの準備で忙しい。百人一首で有名な蝉丸ゆかりの理容業界の神様とされる関神社と毛塚を見学。

5時40ころからの王子神社近くでの暑気払いは、暑さのせいかビールの需要が多い。おいしいつくね焼きを楽しみながら9時ころに終了。

飲んだ後、みんなで立寄った王子神社境内の盆踊り、提灯の明かりに郷愁と夏の風情を味わいました。
また、桜の季節に歩いてみたいです。

しばらく見学して解散となりました。
 
「えびす湯」の壁絵 王子神社 夏祭り準備 王子神社 盆踊り
 
   
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