小石川高校の最後の卒業式と閉校式に参加されたそうですね。
ええ、職場が隣ですので参加してきました。
それをまとめられて、85周年会の仲間に送っていただいたわけですね。私も読ませてもらいました。
85周年会のみんなにも伝えたかったので。
あの記録を見て、是非ホームページに掲載し、ほかの同窓生にも見てもらいたいという意見が寄せられています。いかがですか?
いいですよ。
では、皆さん。小林さんの労作をお楽しみください。


東京都立小石川高等学校閉校式典に参加して
平成23年3月24日(木曜)

85周年関係で小石川高校の同窓会のホームページを見ると、3月24日に小石川高校の閉校式があると書かれている。3月15日のものが地震のために延期されたものだ。
歩いて3分もかからない千石グリーンコートに勤務しているので、小石川の思い出として記憶・記録に残そう、覗きに行こうと手帳にスケジュールを入れておいた。その報告です。
後半に、小野寺さんと山崎さんの感想も入れさせていただきました。
小林偉昭@017D

<3月24日(木曜)>
3月24日当日 11:30分頃に小石川高校に行く。現在は中等教育学校と併記されているが、4月からはどうなるのでしょうか。
本日は東京都立小石川高等学校卒業証書授与式(と言うのですね)と閉校式典が行われます。
入ると昔のハワイのようにシュロ(棕櫚)が植えられている。
アリーナ(体育館)にはすでに多くの人が記念写真などを撮っている。

卒業生の女性の多くは、和服を着ている。
少し大人ぶっているようだが、写真を撮るときれにはピースサインをしているところは今時の女の子だ。

式次第や式舞台などを写真に収める。座る席のすぐ前には小石川高校の校旗が置かている。

<閉校式>
11:50頃に閉校式が始まる。
栗原卯田子校長による式辞
国歌斉唱に続き、栗原卯田子校長による式辞。
小石川の伝統について、服装の議論を紹介。制服か自由服かを生徒に考えてもらい、最後は校長判断。生徒、職員はほぼ半分ずつ。小石川の自由と責任を持つと言う伝統に従い、制服自由が決まった。決まってからは異論なく、全員従った。
中等教育学校の第一期生が、「ポーランド科学アカデミーが主催する高校生の国際物理論文コンテスト」入賞紹介。第五中学校から小石川高校へ、そして小石川中等教育学校へときちんとバトンが渡されたことを強調。
ハワイのシュロの話にも触れ、今回校門を入ってすぐ左手に4本のシュロが植樹され、小石川の伝統を形で示してくれる。以前は5本だったそうだが(ハワイに座った記憶は残っているが、本数の記憶は定かでない。)、今回は4本で、まだひ弱に見えるが段々がっしりとしてくると思う。
常に「新しい学び」をと言う話から始まり、最後は Koishikawa's Spirits and Philosophy を引き継いで(remain)行こうと締めくくりました。
紫友同窓会元副会長の寺門克氏来賓挨拶
紫友同窓会元副会長の寺門克氏が、自分が一番小石川からお世話になったと、澤登校長などの話をする。
同心町から駕籠町、今の千石へ、府立五中から都立小石川高校へ場所や名前は変わるが、小石川は変わらない。
「場」を大切にしよう。田んぼは、命をつなぐ場である、盆栽はお預かりすると言うようにつながりの場の大切。
などをゆっくりと、しっかりと生徒に向けて話をされていました。
最後の話の締めくくり、「小石川は消えない」と言って降壇されました。
「小石川高校の思い出」の上映
壇上の来賓の紹介に続き、「小石川高校の思い出」の上映がありました。卒業アルバムからの写真を収録し、動画のように編集したもの。白黒で始まり、途中からカラーの写真になり、卒業生のそれぞれのクラス(4組)の卒業写真で終了しました。
校旗返納
小林のそばにあった小石川高校の校旗が和服の生徒代表の女性により、壇上の栗原卯田子校長に返納されました。
これからも何時までも残されることを祈ります。
校歌斉唱
最後に校歌斉唱。あの豊葦原の中原と・・・の歌詞で始まるもの。3番までしっかりと歌いました。(実は閉校式典の裏に3番までの歌詞が印刷されていたので、どうにか皆さんについていくことができました。)
隣の席に座っていた女性からは、女子が始めて小石川高校に入学できるようになったときの最初の生徒で、20人募集で12人が入学したと懐かしそうに話をしてくれました。
退室
卒業生の退室。袴の男性もいました。
来賓たちも退室。85周年の関係者も数名。お疲れ様でした。

<ハワイのシュロ4本>
帰りにはハワイのシュロを写真に撮りました。まだ除幕式は実施されていません。夕方残してしまった銘版の写真を撮りに行く。

<(財)紫友会理事長小野寺さん感想メール>
(財)紫友会理事長 小野寺さんからの85周年の仲間宛のメールも記載させていただきます。

昨日、終業式と先生方の離任式に出て参りました。終業式では伊藤長七賞(メダル天馬)を12名の生徒と天馬像製作者の平野千里さん(018)に手渡しました。19名の先生方の離任スピーチもそれぞれ素晴らしいものでした。みなさん「小石川」の素晴らしさに触れて(卒業式の寺門先輩挨拶も出てきました)、教師人生の中にしっかり小石川DNAを摘みこんだようです。春の異動ではこの他に6名の先生が小石川高校から中等教育学校に移ります。
<紫友同窓会前副会長の山崎祐子さんの感想メール>
紫友同窓会前副会長の山崎祐子さんからのメールも記載させていただきます。

今日は朝から小石川高校生として最後の卒業式、そして閉校式がありました。卒業生156名。父母と在校生、同窓生で会場はほぼいっぱいでした。
新しく棕櫚.4本を校舎壁際に植えて銘版の除幕式を行いました。柴田さん、俵さん、吉田さんも出席されました。
同窓会元副会長の寺門克さんの旧制五中、小石川高校小石川中等教育学校と変わっても「小石川」は変わらないというメッセージはとても印象的でした。
みなさんにも好評のご挨拶でした。
小石川はこれからも続いていきます。
<2011年4月になって>
閉校式が終わった後、校名がどのように変更されているかを、4月2日土曜見に行った。
白いもくれんの花が一杯に咲いているそばに、 4本のシュロが新しい仲間として存在を示そうとし始めている。
さて校名は。

少しさびしいが、「東京都立小石川中等教育学校」が一つだけしっかりと刻まれていました。

通用門も もちろん。
 
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